すばらしい教え

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天風先生

気と心 03

 そして心というものが霊という一つの気の働きを行なうとき、どんな現象事実を行なうかというと、心の活動は、思うことと考えること以外にないのである。
 つまり、いい換えれば、思考によってのみ、心の活動は行なわれる、ということである。
 それから、あなた方が、もう一つ覚えておかなければならないのは、この思ったり考えたりすることは、意識的に思ったり考えたりすることと、無意識的に思ったり考えたりすることとの、二種類があるということである。
 そこで私は、長い間この偉大なる真理に立脚して、考え抜いた結果、こういうヒントを得たのである。
 いってしまえば、極めて簡単なことであるが、何十年もかかった。
 一番最初に考えたことは、今、いった原理を考えてみると、人間は、日頃、人生に活きる刹那刹那、いかに心を運用することが適当なのたろうか、ということである。いい換えるならば、心の運用を良くしたり、悪くしたりすることによって、人間の人生は、良くもなり、悪くもなるのた、ということだ。
 長い間、病に苦しめられて、どんなことをしても、助かり得なかった私は、結局、最後に、苦しみ悩み本当に、命がけで取っ組み、ようやく考えついたことが、いつか、あなた方の幸せにもなる、ということである。つまり、人間の日々の人生に活きる刹那刹那、ちょっと笑うこと、冗談言うこと、その刹那にも、その心の思い方、考え方が、やがて、我々の生命を、完全になしあたうか、なしあたわざるかという事実が、産み出されるのである。
 もっと解りやすくいえば、我々の生命の中にある肉体はもちろん、精神生命も、一切の広い意味における人生の事柄を、心の運用いかんによって、決定することが出来る、という真理を、私は悟り得たのである。
 それを悟り得たばかりに、医者という医者が、片っ端からさじを投げた私の病が、本当に驚くような経過で治り、しかも、今あるがごとき長い寿命を、堅固に活きているという幸せを味わっているわけである。もしも私が、あなた方のように、少しのことでも気にかけて、心の運用を誤っていたら、六十までも生きられなかったことは当然である。

          


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