すばらしい教え

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天風先生

気と心 02

 もう一つ重大なことがある。それは、普通の人には、なかなか考えられないことであるが、すべて“気”というものは動かなければならない、ということである。“気”というものは、一定一ヶ所に静かにしている気遣いはない。“気”が動くと、動いた“気”によって、物が創られるようになっている。
 エレクトロンだって、プロトンだって、そのままいたんじゃ何の役にも立たないが、このエレクトロン、プロトンを、ダイナモに集約し、ワイヤーに伝え、あるいは線がなくても空気を伝って、これを受け入れる受信装置のあるところへ移せば、そこに恐るべき力、熱、光が出てくる、つまり、あの電気というものである。これも、“気”が動いたからの結果である。
 “気”が動いたときの、“気”の元を、哲学では“霊”と言っている。“霊”というと、すぐ魂を思い浮かべるが、それはいけない。
 霊というのは、極めてスーパーな、見えない“気”に対する名称なのだから。
 この“気”が動こうとするときに、現われる現象を「アイディア」という。人間で言うと“心”ということになる。
 英語で“アイディア”というと、すぐ、人間の動かす心と思う人がいるが、それは大違いだ。“アイディア”というのは、“気”の動く場合における、現象事実に対する名詞である。元の発音は、ギリシア語で“イデア”といったのだ。だから“心”というものは、気の能動を指して名付けた名称である。
 あなた方は、“心”といっても、“心”とは、少しも解らずにいたかもしれない、しかしこの峻厳なる事実をおごそかに断定すると、“心”というものは、一切の生命の中核をなし、“霊”という“気”の働きを行うために、与えられている、ということがすぐ断定できるであろう。


          


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