筆者のほめる・しかるの研究は現在において下記のような結論がでている。
しかし、ほめる・しかるという行為は万能ではない。なぜなら、その行為そのものが上下意識を芽生えさせてしまうからです。
本来人間関係に上下はありません。
それでは同じ立場で接しながらほめる・しかる方法はあるのだろうか。
ほめ方

長所を伸ばすというのは自然の原理にかなう本物の技術
相手の長所が見つけられて、そこを素直に認めることのできる
そういう人になると、周りの人がありがたく思えてくる
良い人間関係を築くことは、良い人生を築くことになるでしょう

 人格をほめるのでなく、行為をほめる。
 そして、その行為の良し悪しをと言うのではなく、
 その行為による自分の素直な気持ちを述べることなのです。
 人格をほめると、口がうまいとか、おべちゃらだとか思われる事があります。
 また行為を良いと言ったり、上手だと言ったりすることよりも、
 その行為による感謝の気持ちとか、感動の気持ちなどを伝えたときの方がはるかに喜んでもらえる。
 例えば、
 「こまめに掃除するのはえらいね、」よりも
 「こまめによく掃除してくれてありがとう。おかげでいつも気持ちよく過ごしている。」
 とか、
 「あなたのスピーチは上手ですね。」よりも
 「あなたのスピーチを聞いて感動しました。」
 とか、
 「よく気が付いて賢い。」よりも
 「よく気が付くね。感心したよ。」
 他にも色々あると思います。
 どうでしょうか、あなたはどちらの言葉をかけられたほうが嬉しいですか?
 私は舞台芸などをやっているのですが観客から「上手な芸ですね。」と言われたくはないのです。
 「あなたの芸に感動して涙がでてきました。」と言って貰えたときは、とても嬉しくて喜びに満たされました。
 つまり良い悪いは言うべきではないということでしょう。
 中には、相手の行動が、よく分からないとき、
 (私) 「どうしてこの様にしたの?」
 (相手)「これは・・・・・・という意味があるんだ。」
 (私) 「なるほど。すごい。私からノーベル賞をあげたいくらいだわ。」
 この様に、相手の行動が分からないとき、よく聞いてみるといいでしょう。
 すばらしいことをしている可能性がありますから。
 その行為に感心した事によって、相手はとてもやる気が出て、もっとすばらしい事をしようとしてしまうものです。
 だから良い悪いを決めつけない事は、人の可能性を開花させることにつながるのでしょう。

しかり方

 ほめ方と同じで、しかり方も、
 人格を否定するのではなく、行為をしかる。
 そして、その行為の良し悪しを言わないようにする。
 人は、過ちを指摘されるとその過ちを隠したくなってしまう。
 だからその過ちに気付くチャンスを与えるのです。
 しかるときはほめるときよりも難しい。
 なぜなら、その人の人格を傷つけるのではなく、良い方向へ導かねばならないからである。
 「こんな事して、あなたバカね。」
 なんて言ってしまっては、相手の気を悪くさせるだけで、良い方向に導くことが出来ません。
 ではどうすればいいのか。
 しかるときは次のような方法が良いでしょう。
 ・相手にその行為の間違いを気付かせる。
 ・良い悪いを言わない
 ・相手が自分にとって重要な人であることを示す。
 この3つが揃ったしかり方が出来ると、
 例えば、
 「この大切な日にあなたはどこへ遊びに行こうとしてるの? 私1人ではうまくいくでしょうか。 あなただけは頼りにしているのよ。」
 とか、
 上司が部下に「こんな謝罪の仕方ではお客様に対してどうだろう? 君の力に期待しているんだ。がんばってくれ。」
 この様に、気付かせる一方で相手を信頼し、重要度を高めてあげることで、相手は感激し、その信頼に応えたいという思いをもつのではないでしょうか。


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ほめない、しからない

 ほめること、しかることは万能ではないという。

 子供や新人には有効な場合もありますが、本当に力のある人には逆効果になる場合さえあるようです。

 ほめる、しかるという行為により上下意識が働き、その上下意識や観念がとても不快な印象を与えることもあります。

 又、人間本来の自由な発想や行動を妨げてしまうということにもなりかねません。

 ほめる、しかるという行為には囚われた思考があってはならない。

 素直な気持ちを伝えることが大切ではないでしょうか。




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